2014 年

龍谷総合学園第34回管理職(事務)協議会【大学部門】
学園運営事務リーダー研修会【高校他部門】

龍谷総合学園加盟校の【大学部門】における事務管理職の協議会と、【高校他部門】については今年度から学校運営に携わる中堅の事務職員対象のリーダー養成を主眼に置くセミナー形式の研修会とし、龍谷総合学園における建学の精神の具現化について協議と連携を深め、地域に根ざした特色ある学園づくりを推進することを目的に開催いたしました。
参加者は、それぞれの学校のために事務の立場から何ができるのか、熱心に協議しました。

【期 日】2014(平成26)年11月6日(木)~7(金)
【参加者】35名
 ※対象:[大 学 部門]龍谷総合学園加盟学園の事務管理職
     [高校他部門]龍谷総合学園加盟学園の学校運営に携わる中堅事務職員
【会 場】
 ・岐阜聖徳学園大学 岐阜キャンパス[受付・開会式・記念講演・協議会(研修会)]  
 ・岐阜都ホテル[懇親会・宿泊・協議会(研修会)・閉会式]
【担当学園】聖徳学園
【基調講演】
 テーマ:「学園運営を巡る環境変化と対応について」
 講 師:片山英治 先生(野村證券 金融公共公益法人部 主任研究員)
【協議会テ−マ】
 大 学 部門:「大学改革の現状と課題について~今後の少子化を控えて~」
 高校他部門:「学園運営を巡る環境変化と対応について」

第40回 龍谷総合学園 学校 保護者会連合会 総会

平成26年度の「龍谷総合学園 学校保護者会連合会総会」を北陸ブロック(清光学園・藤園学園)のご担当により下記の通り開催いたしました。
総会は、平成25年度決算、平成26年度予算審議を中心に行われ、来年度の総会は、中国ブロックの崇徳学園が当番学園として開催されることが決定されました。
記念講演として、全国高校サッカー選手権大会において富山県勢初の優勝に導いた富山第一高校サッカー部監督の大塚一朗氏より「日本一への軌跡」と題し、講演をいただきました。また、現地研修として高岡龍谷高校の見学、国宝瑞龍寺の拝観をいたしました。
最終日は全体協議会において、協議会キーワード「つながり」、「ご縁」、「感謝」、「いのち」を用いて各校テーマを設定のうえ、協議した内容について各ブロックより発表がなされ、意見交換が行われました。 なお、来年度の協議会キーワードは、下記の通り決定いたしましたのでお知らせいたします。

【平成27年度 協議会キーワード】
「平和と豊かさ」②「夢・希望」③「いのち」④「道徳と宗教」
※上記キーワードを基に、各校において独自のテーマを設定のうえ、宗門校の魅力について自由に語り合っていただきたいと存じます。各校の協議会が仏教、浄土真宗のみ教えに触れるきっかけとなることを願っております。

【期  日】2014(平成26)年10月30日(木) ~ 31日(金) ※29日(水)理事会開催
 【会  場】
 ・開会式、総会、記念講演、記念撮影:本願寺富山別院      
 ・学校見学:高岡龍谷高校
 ・現地名所見学:国宝 瑞龍寺    
 ・宿舎、懇親会:ANAクラウンプラザホテル富山
 ・協議会、閉会式:富山国際会議場メインホール
【参加人数】188人 ※宗門関係学校の各学校保護者会役員
【記念講演】
 ・講 師:大塚一朗先生(サッカー指導者)
 ・講 題:現代日本の教育課題
【協議会キーワード】「つながり」、「ご縁」、「感謝」、「いのち」

龍谷総合学園第43回管理職(副校長・教頭)協議会

龍谷総合学園加盟校の管理職(副校長・教頭)が一堂に会し、各学園との結束と連携を深め、宗教教育の推進をはかることを目的として毎年開催しております。 本年は、「教職員に対する宗教教育について」・「校内での携帯電話・スマートフォンの扱いについて」といった二つのテーマを主軸に下記の通り協議会を行いました。

【期 日】2014(平成26)年10月23日(木)~24(金)
【参加者】26名 ※対象:副校長・教頭またはこれに準ずる教育職の者
【会 場】
 ・本願寺広島別院【開会式】
 ・崇徳学園【基調講演・協議会①】
 ・リーガロイヤルホテル広島【協議会②・懇親会・宿泊・閉会式】
 ・広島平和記念公園・広島平和記念資料館【見学】
【担当学園】(中国ブロック)崇徳学園・見真学園・進徳学園
【基調講演】
 「教職員に対する宗教教育について」 講師:安井 大悟 先生(相愛中学校・高等学校校長)
【協議会テ−マ】
 ①「教職員に対する宗教教育について」
 ②「宗校内での携帯電話・スマートフォンの扱いについて」

龍谷総合学園 第36回大学・短大宗教教育連絡協議会

本協議会は、「龍谷総合学園加盟学園大学・短大の宗教教育の実践について、協議と連携を深め、建学の精神のより一層の推進をはかること」を目的として、各大学・短大の宗教教育担当者及び教職員を対象に毎年開催されており、本年は2014(平成26)年9月4日(木)~5日(金)の2日間にわたり、「大学の宗教教育と学生」を協議会テーマとして兵庫大学を拠点に開催されました。
それぞれの大学で宗教教育を実践する上で役立たせることのできる、新たな取り組みや問題改善へのヒントになるものを持ち帰っていただけた、意義のある協議会となりました。

【期 日】 2014(平成26)年9月4日(木)~5日(金)
【場 所】 兵庫大学 加古川キャンパス・ANAクラウンプラザホテル神戸
【参加者】 17名 ※対象:大学・短大宗教教育担当者及び教職員
【講演等】
 <基調講演①>
  講師:結城 思聞(善教寺 住職)
  講題:「いのち・生命(いのち)・無量(いのち)」
 <基調講演②>
  講師:三浦 隆則(兵庫大学・兵庫大学短期大学部 学長)
  講題:「子どもと死」

龍谷アドバンストプロジェクト2014

2009年より本格始動した“龍谷アドバンスト・プロジェクト(以下 RAP)”も今回で6回目の開催となりました。建学の精神を同じくする龍谷総合学園加盟の高等学校と大学が、相互連携のもと、大学で展開される教育内容の一端を基盤として、高校生を主体とした課題探求型の学習活動を支援し、他校の生徒やサポーターとして参加する大学生との交流などを交え、様々な成長過程の獲得をめざします。 本プロジェクトは以下のような流れで開催されました。

【事業の流れ】
<5月・6月>
・e-Learning教材(仏教・食育・現代宗教の3科目)を高校生に提供し、一つの教育テーマに関する基本を習得するとした学習展開。
・e-Learningの学習内容の定着を図るために、教育内容に沿ったレポートの提出を求め、各校参加生徒から提出されたレポートについては、大学からフィードバックを行い、参加生徒の理解の深化を促す。
<7月>
・提出されたレポートの評価(大学による評価)を参考に、夏期交流学習の参加生徒を選考し、夏休みに主体的に取り組む研究テーマを科目別に提供。研究対象を絞り込み、書籍やインターネット情報、フィールドワーク等を通じて研究を進めるとした探求学習を展開。
<8月>
・夏期交流学習に選抜された高校生が京都に集い、大学生サポーター並びに指導教授との交流を通し、 自主研究に取り組んだ成果の完成度を高めるとともに、その成果の発表としてプレゼンテーションコン テストを開催。

【期 日】2014(平成26)年8月19日(火)~21日(木) 
【会 場】龍谷大学、京都女子大学、本願寺聞法会館
【参加者】e-Learning教育受講者(レポート提出者数)172名(高校20校) 夏期交流学習参加者122名 (高校生85名、大学生サポーター17名、引率教員20名)
【協力大学】龍谷大学、京都女子大学・岐阜聖徳学園大学(3大学)
【提供科目】 
「仏教」、「法学」、「教育」(e-Learning教材計3科目を提供)
○「仏教」・・・『シルクロードの心』
<提供:龍谷大学 文学部 入澤 崇 教授>
○「法学」・・・『社会における法の役割』
<提供:京都女子大学 法学部 桜沢 隆哉 教授>
○「教育」・・・『情報教育-教育場面の中の情報技術-』
<提供:岐阜聖徳学園大学 教育学部 阿部 慶賀 教授>

2014年 最優秀賞
仏教 札幌龍谷学園高等学校 “菅井 春花 西田 美生 西井 賢俊”  
 タイトル 「アイヌ民族から考える真の共生とは」
法学 北陸高等学校 “浅井 美樹 村田 有希 山田 浩代”  
 タイトル 「亀岡事件~凶悪犯罪が増加する今~」
教育 兵庫大学附属須磨ノ浦高等学校 “牛尾 優芽 田上 晴菜 松下 香奈美”  
 タイトル”情報と教育”

2014年 優秀賞
仏教 龍谷大学付属平安高等学校 “石原 璃生 北條 瑠 戒能 文哉”  
 タイトル「他者との共生を考える~イスラム教の食と京都~」
法学 旭川龍谷高等学校 “岡本 莉奈 幅 裕郁子 藪内 結佳”  
 タイトル “便利な生活の裏”
教育 千代田女学園高等学校 “植木 実佳 氏家 梨花 近藤 菜摘”  
 タイトル 「ラーニングコモンズ」

⇒ 詳しくは「RAPについて」ページへ

第62回 宗教教育研修会

国内26学園、海外(ハワイ)1学園、計全27学園の龍谷総合学園加盟校の高校2年生94人が本願寺に集まり、3日間の「第62回 宗教教育研修会」を2014(平成26)年8月3日(日)~5日(火)の2泊3日のカリキュラムをもって行いました。
初日は、本願寺御影堂での荘厳な雰囲気の開会式から始まり、勤行練習、学校紹介、そして協議会テーマについての基調講演などがありました。学校紹介では、自らの学校について地域の名物などを交えながら自らの学校の特徴やのPRをしながら初日は皆、硬い表情で緊張した様子でしたが、時間が経つにつれて笑顔が増え、積極的に交流する姿が見られました。
2日目は、比叡山延暦寺に参拝し、協議会では「仏教の学校で、学んでいることは?」というテーマのもと、生徒達がそれぞれの意見を交換しあいました。聖夜の集いでは、各班が限られた時間で色んなアイデアを出しながら創りあげた演技に大笑いし、感動的なキャンドルサービス。ろうそくの灯を見つめる一人一人の顔からは達成感と満足感が浮かんでいました。この一体感、連帯感は何ものにも代えられない宝物として自信の心に深く刻み込まれたことでしょう。

【趣 旨】龍谷総合学園加盟高校の生徒に対する宗教的研修を目的とし、各校との交流の中で、龍谷総合学園加盟校生徒としての自覚を培うことを目的とする。
※宗教教育専門委員会(研修部会)で協議
【開催日】2014(平成26)年8月3日(日)~5日(火)  ※2泊3日
【会 場】本願寺 <京都市下京区堀川通花屋町下ル TEL.(075)371-5181>
【宿 舎】本願寺聞法会館 <京都市下京区堀川通花屋町上ル柿本町600-1 TEL.(075)342-1122>
【テーマ】みつめよう ともにあゆむ「道」
【講 師】
 ・基調講演 長倉伯博 先生(龍谷大学・滋賀医科大学・鹿児島大学講師)  
 ・講題 「仏教の学校で、学んでいることは?」
【研修内容】
  * ご旧跡参拝(比叡山延暦寺)
  * 学校紹介(参加生徒によるスライド紹介)
  * 協 議 会(基調講演に基づく班別協議)
  * そ の 他(聖夜のつどい、勤行練習、晨朝参拝、書院拝観、全大会)
【参加者】高校を有する全27学園より参加(PBA含む)、参加者数94名
<参加資格>龍谷総合学園加盟校 高校2年生       
※共学校は男子女子 各2名とし、女子校・男子校は3名とする。

第47回宗教教育研究会

龍谷総合学園加盟校の新任教員・宗教科担当教員・音楽科担当教員を対象とする「第47回宗教教育研究会」が本願寺において開催されました。
8月3日~5日の3日間行われた第1分科会(新任教員対象)・第2分科会(宗教科教員対象)では、冒頭、「建学の精神について」というテーマで内藤 知康先生(勧学・龍谷大学名誉教授)より記念講演をいただき、つづいて各分科会に分かれ、それぞれのテーマ(※下記参照)で協議会が行われました。 課外研修では、藤波 源信大阿闍梨(北嶺大行満大阿闍梨)より千日回峰行についての、ご講演をいただきました。
また第3分科会(音楽科教員対象)につきましては平成25年度より5月20日・21日の2日間で、宗祖降誕奉讃法要(音楽法要)に併せて開催しております。本年度は、「儀式の次第構成~場面に応じた次第とは~」というテーマの元、協議会を行い、それぞれ場面を設定して式の流れ等を考慮しながら、式次第の作成を行いました。
今回の研究を通して、得られた成果をそれぞれの現場に持ち帰り、より宗教教育の推進に尽力いただけることを願います。

【趣 旨】龍谷総合学園加盟校としての宗教教育の具現化を図る
【開催テーマ】「現代社会に即応する宗教教育をめざして」
【期 日】第3分科会   2014(平成26)年5月20日(火)・21日(水)1泊2日
     第1・第2分科会 2014(平成26)年8月3日(日)~5日(火) 2泊3日
【会 場】本 願 寺 京都東急ホテル(研究会場・宿泊)
【講 師】
<第1・第2分科会>  
 ・記念講演:内藤 知康(勧学・龍谷大学名誉教授)  
 ・基調講演:第1分科会 普賢保之(京都女子大学教授)、淺田正博(元龍谷大学教授)
       第2分科会 藤波 源信(北嶺大行満大阿闍梨)
【分科会テーマ】  
 ・第1分科会:「龍谷総合学園各校における教師の在り方」  
 ・第2分科会:「社会的実践をお通した宗教教育を考える」
 ・第3分科会:「儀式の次第構成~場面に応じた次第とは~」
【課外研修】
<第1・第2分科会>  
 ・天台真盛宗 西教寺 ※第2分科会
 ・比叡山延暦寺    ※第1・第2分科会
【参加人数】
 第1・第2分科会 52名〔新任教員・未参加者(第1分科会)31名、宗教科担当教員(第2分科会) 21名〕
 第3分科会     23名(生徒讃歌衆引率教員)

第40回本願寺派関係学校同和教育研究会

宗門の推進する「御同朋の社会をめざす運動(実践運動)」を基盤に、本願寺派関係学校における人権教育の現状と課題について研究討議することを目的に開催しております同和教育研究会につきましては本年で40回の節目を迎えました。
今回のテーマは「奪われた生活 福島原発事故と放射能汚染による人権侵害を考える~ミナマタからヒロシマへ、そしてフクシマ~」と題し、は東日本大震災から派生し、深刻な社会問題となった福島原発事故と放射能汚染による人権侵害をテーマとして、仙台・福島を拠点に開催いたしました。
初日(6/26)、島田 度先生(弁護士)より基調講演①「東日本大震災における原発被害の現状について」と題して講演をいただき、放射能汚染の現状について学びました。
その後、津波被害の最もひどかった名取市閖上地区にある「閖上の記憶」を見学いたしました。
http://tsunami-memorial.org/about-the-memoire-de-yuriage/
翌日(6/27)、廣畑恵順氏(宗派福島県事務所専従員・浪江町 常福寺住職)案内のもと、浪江周辺被災地を見学。また、浪江町役場二本松事務所にて馬場 有 浪江町長より基調講演②「浪江町の被害について」と題し、講演をいただきました。浪江町の震災当初の生々しい状況や復興が思うように進まない現況について詳しくお話をいただきました。
宿舎に戻って被災住民の方々との意見交換会、夕食を共にする交流会を行いました。
今回の研究会参加者は、福島原発事故をとおして、経済活動優先の社会や原子力開発が、様々な人権問題につながることを認識することができ、被災地の声から、テレビや新聞などの情報だけでは知ることのできない「事実」を学ぶことができたことと思慮いたします。
参加者がそれぞれの学校現場において、本研究会での学びを人権教育の推進に生かすことを切に念じます。

・2014(平成26)年6月26日(木)~28日(土)
・会 場  東北教区災害ボランティアセンター(仙台別院)・閖上の記憶・浪江町
      役場二本松事務所他
・講 演  基調講演① 講師:島田 度(弁護士)               
            講題:東日本大震災における原発被害の現状 について
      基調講演② 講師:馬場 有(浪江町長)               
            講題:浪江町の被害について
・フィールドワーク  浪江町周辺被災地<避難指示解除準備区域・居住制限区域>
※福島県の旧立ち入り制限区域にある被災寺院と沿岸部を含む周辺地域の視察。
【案内者】廣畑恵順(宗派福島県事務所専従員・浪江町 常福寺住職)