礼拝作法について

姿勢

仏さまにお参りするときは、姿勢を正して静かにしましょう。

座ったときの姿勢座ったときの姿勢

両ひざをそろえ、背すじをのばして座ります。両手は、お念珠を持った左手を上にして組み、ひざの上に置きます。

立っているときの姿勢立っているときの姿勢

両方のかかとをそろえ、体全体をまっすぐにして立ちましょう。

いすに座ったときの姿勢いすに座ったときの姿勢

つま先を閉じ、両うでは自然にさげます。いすに深く腰かけ、背すじを伸ばします。両手は座ったときと同じようにして、ひざの上に置きます。

合掌・礼拝

合掌・礼拝
合掌は、指をそろえて伸ばし、手のひらを静かに合わせます。両手に念珠をかけ、親指で軽くおさえます。両ひじを軽く体にそえ、合わせた両手を、胸の真ん中につけ、指先は体と約45度の角度にします。
そうして仏さまのお姿を見ながら、お念仏をとなえます。

 

合掌・礼拝
礼拝は、合掌したまま上体をゆっくり約45度の角度で前へかたむけ礼をし、静かにはじめの姿勢にもどしてから、両手をそっとおろします。
「導師」または「調声人」がおられるときには、「導師」または「調声人」に合わせて合掌・礼拝をしましょう。

 

念珠・聖典

仏さまにお参りするときは、いつも念珠を持ちましょう。
左手の親指とほかの指の間にかけて持ち、ふさは下にたらします。念珠や聖典は、仏さまのみ教えを聞く私たちにとって、とても大切なものですから、特に丁寧にあつかいましょう。

念珠

念珠袋机がないときには、ひざの上やかばん、念珠袋の上に置きます。

畳の上などに直接置かない畳の上などに直接置かないように注意しましょう。

お勤め(勤行)

聖典などにのっているご文を声に出して読むことをお勤め(勤行)といいます。お勤めのはじめに、発声する人を「導師」または「調声人」といいます。
聖典を開くときには、丁寧に額の高さにいただき、もし経卓があるときはその上に置き、ないときには両手でもってお勤めをします。お勤めが終わったら聖典を閉じて、丁寧にいただきましょう。

お勤め(勤行)

お焼香

お香をたくことをお焼香といいます。かおりのよいお香をたいて、やさしいみ仏さまのおこころを思いながらお参りしましょう。

お焼香1
香炉の前に進み出て一礼、座ります。

↓

お焼香2
香盒(お香の入れ物)のふたをとって、右端にかけ、お香を一回だけつまんで、いただかずに香をたき、香盒のふたを戻します。

↓

お焼香3
み仏さまに向かい、合掌・お念仏・礼拝をします。

↓

お焼香4
静かに立ち上がって、一礼をして、元のところへかえります。

※立ってお焼香するときも、同じようにします。

お線香をたくときは
お線香をたくときは、
香炉の大きさに合わせて
折り、横にねかせます。