「石山 惠然」〜金子澄之助奨学生 「将来は研究者の道に」〜

本願寺派教学助成財団の「金子澄之助奨学生」に選ばれた龍谷大学文学部真宗学科3年生。「『立派な僧侶に』という金子さんの篤志に応えら
れるよう、親鸞聖人のみ教えを私自身のいのちの依りどころとして、より一層研さんにいそしみたい」。
 山口県上関町・善徳寺衆徒 。「お寺の次男に生まれたが、幼少の頃から両親やご門徒の方々に僧侶として歩むようお育てをいただいた」。大学では「講義を受けるだけでなく、自ら積極的に学ぶ姿勢を」と毎日、『教行信証』を読んでいるという。
 「今まで、私にとって親鸞聖人はあまりに偉大で遠い存在だったが、お聖教に触れる中で、とても身近で人間味あふれた方と感じるようになり、研究意欲がかき立てられた。卒業後は大学院へ進んで、教学全般を広く学び、将来は研究者としての道を歩みたい」と熱く語った。21歳。

(本願寺新報 2月10日号より転載)